中年PMの徒然ノート

東京のどこかで生息している雑草系PMが、個人が特定されると面倒なあれやこれやを書く場所です

就職するならしっかりとした企業を勧める派

ぼ~っとFBを見ていたら、気になる記事を発見。

「就活生に安易にベンチャーを勧めないで!」という内容で「よほど特異な人物でなれけば、大企業や手堅い中堅企業も検討しようよ!」的な感じでした。

基本全く同意なので、補足で個人的な意見を書いてみる。

 まず、元記事は下記。

toianna.hatenablog.com

 

個人的にスタートを切るなら、大企業・手堅い中堅企業(以降、それなりの会社)>ベンチャーな理由は下記。

※会社には色々あるのでごく一般的な形態を想定

※自身は大企業~ベンチャーまで経験してます。

※まれにいる超できる人は対象外です。

 

1.教育がしっかりしている。

それなりの会社だと、歴史があるのでOJTの質がよく、予算が毎年組まれていて外部研修が受講可能なところが多い。

ベンチャーだと教育にかけている時間がないところが多いので、各自よろしく!な感じになっています。

 

2.スキルがしっかり身につく

プログラム系の技術はどちらでも何とかなりますが、マネジメント系の技術(対外折衝/ベンダーコントロール/組織マネジメントなど)は独自だと厳しい所が多々あります。

それなりの会社だとマネジメント系技術は必須なので、会社のフォローをしっかり受けつつ、獲得することができます。

なお、プログラム系技術もそれなりの会社にはアーキテクトチームとかがいたりするので、しっかり学ぶことができたりします。

  

3.裁量権が大きい

 ベンチャーだと最初から1人何役もやったりするので、様々な実務経験がつめて、色々やれるようになったような気がします。

これが裁量が大きいという感覚につながっていると思うのですが、予算という観点からみると、それなりの会社と比較すると少ないことが多いです。(それなりの会社で4年目の時に年5億の案件のPLをやりました)

予算が多くなればなるほど、表面的な技術ではなく、本質的な技術が必要になるため、それなりの会社のほうが各種技術をかなり伸ばすことができますし、経験できる実務の重みが違うことが多く、精神的にも鍛えられます。

 

 

ベンチャーが組織を拡大する際にマネジメントが出来る人を外部から募集するのは、こんな背景があって、自前で調達できないからです。

個人的には、それなりの会社で5年くらい働いて、ベンチャーへと移ったり、起業するのがいいんじゃないかと思います。